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2013.07.09 Tuesday

蒸し暑くて眠れない夜に

この時期の工場は熱くて仕舞う頃にはもーへろへろです。
とりあえずビールでも飲んでから…


グーデンカルロス•クラシック(フルーティな甘みや酸味としっかりとした
飲みごたえが混ざってバランスをとっている不思議な味)おいしー!
を飲みながらまー丁度時期なので最近読んだ本とかと絡めて紹介します。

「時間ループ物語論 〜成長しない時代を生きる」浅羽通明著
いきなりコユイですよねぇ。けど講義をまとめた本なのでわかりやすくかつ
おもしろく書かれています。
2010年〜2011年に早稲田大学教育学部国文科において「日本現代文化論」
なるタイトルで行った講義の一部らしいです。
中身はいわゆるループ系と言われるジャンルの物語を分類、分析しつつ、
(我々が人生や世の中と立ち向かうにあたって、問題を明晰にし、論点を
具体的な形で現前させてくれるツールとして、「物語」は知られている以上の
力を蔵しているのではないかという関心 〜あとがきより抜粋)
によって書かれた本らしいです。
世界中の大昔の神話から小説、映画、アニメ、うらしまたろう!?
までいろんな物語を持ち出して論じています。

まーとてもおもしろかったのですが、僕がここでこの本を持ち出したのは
中で引用されていた作品でこのむし暑い時期にぴったりなお勧めしたい
作品があったからです。

1つ目は「うる星やつら 劇場版2 ビューティフルドリーマー」押井守監督
作の1984年…僕が生まれる前!?に作られた劇場版アニメです。
観た事の無い方ののためにざっくりいうと、文化祭前日の大盛り上がりの
一日が何日も続いて文化祭当日がやってこない!?
個性的なキャラクター達がぼんやりと、やがて確信するのですが、抜け出そうと
思っても抜け出せない!!?…というところからはじまります。
演出もすばらしい!!僕の感想を一言で言うと(楽しい悪夢)ですかね。
かなり好きな作品なのでDVDを買って何回も(ループして)みています。
それだけおもしろい!!ってことです。
たぶん駅前のツタ屋さんとかにレンタルもあるかと思うので!

2つ目は「宵山万華鏡」森見登美彦著の小説です。
4年前くらいに読んだ作品なのではっきり覚えてなかったのでパラパラッと
読み返してみたのですが…
…こわい(泣)
連作の短編集になっているのですが、その中の「宵山回廊」「宵山迷宮」
というストーリーにとある事がきっかけでループする宵山に巻き込まれて
行く人達の奇怪な物語があります。
森見さんの作品は同じ京都を舞台にしていてもヘタレ大学生の笑えるヘンテコ
なストーリーが多いのですが、
とくにこの作品と「きつねのはなし」はホラー色も強く涼しげな気分を味わえます。

蒸し暑くて眠れない夜に是非読んでみて下さい。

読んでから今年も今度の日曜日から催される宵山(は16日)へ行かれる事をお勧めします。
そして無事に帰って来られることを祈ります…(笑)