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2013.10.22 Tuesday

金属をめぐる冒険

キリスト教徒にはローマやエルサレム、サンティアゴ・デ・コンポステーラの巡礼があり、
西日本には西国三十三ヵ所巡りやお遍路があり、
おたく文化にはアニメなどのロケ地をまわる聖地巡礼があります。

僕は以前から機会があれば物作りの聖地を巡礼するという趣旨でよく旅に出ます。
まぁ聖地巡礼って言うよりは産地巡礼って方が正しい気がするんですが…。

と、ゆーことでとうとうやってきました!
あこがれの街、新潟県燕、三条市です。
言わずと知れた金属加工の聖地ですが、江戸時代には和釘作りが盛んで
明治、大正くらいから洋食器が作られ、現在では国産の洋食器の9割くらいは
この場所で作られているらしいです。
初期のアップル社製i podの裏側のステンレス鏡面のパーツの研磨を
受注していたことでも有名です。そんな街で(工場の祭典)なるイベントがあると
金属加工な友人から迷惑な時間に一報が入ったので
往復で1000キロのためらいを打ち消して行く事にしました。


1日目。寄り道をしていると着く頃には夕方になってしまったので
アウトドアメーカーのsnow peakの工場を見学して敷地内のキャンプ場で宿泊。


snowpeakの看板。コールテン鋼でしょうか?
レーザーで切り抜いて地面に突き刺しただけのシンプルな作り。
この作りなのでロゴ(マークがステンシル書体風になっています。)
ロゴを少し変えてでもこの作りにこだわったメーカーの器の大きさに感服します!



板金加工の折曲げ機とちりとり。手作り感があっていい味だしてます。
社長さんがとても親切にいろいろ教えてくれました。


鉋(かんな)台工場。刃物も有名です。


ラッキーウッド製1960年代の製品。アールの口部分が一体になっていてステキ。


青空市。さっきまで曇っていたのに!


チタン製マグカップ。軽っ!?


カトラリー工場。僕にとっては夢と魔法の王国です!

今回燕、三条へ訪れたことで、この街で作られたいろんな物が僕の生活の中で
活躍していることに気づかされました。
使いやすくて湯を落とす時の感覚が心地よいコーヒーポットや
学生の頃アルバイト先でケチな(笑)店長にもらった(バイト代の代わり)
ステキなウォーターピッチャー、
家具を作る時に使う精度が高くて丈夫な定規や工具、
オーダーメイドのキッチンに使うステンレスのシンク等々…。
見渡せばきりがないくらいありました。すごい!
どれもこれも質の高い物ばかりでほとんど産地を意識しないで使っていたもの
なのですが、恐るべき燕、三条…。
日本にこの街があることを誇らしく思います!
そしてこの場をもって一言、
いつもステキな道具を作ってくれてありがとう!
そしてあわよくば更によいものを作って下さい!!